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深刻化する人手不足とロボット掃除機の導入

2016年12月、私たちはあべのハルカスへ自動走行型お掃除ロボット「ロボクリーパー」を導入しました。以降、除塵清掃ロボット「Whiz」、自動床洗浄機「スウィンゴ」や「ロボットクリーナ」など、清掃分野での先進的な資機材の導入を進めています。

深刻化する人手不足と高齢化

少子高齢化が進む日本国内では、人手不足や労働者の高齢化は様々な業界で取り上げられていますが、清掃業界は特に深刻で、慢性的な労働者不足により有効求人倍率は常に高い水準で推移しています。
コロナ禍の影響を受けて失業率が上がった頃、一時的に人手不足が解消されたように捉えられましたが、その要因は失業者による応募が増えたわけではなく、施設の一時休館や休業のあおりを受けたものでした。

ロボット掃除機の導入

清掃業界で人手不足の対応策として注目されている対応策のひとつに、ロボット掃除機を活用した業務の合理化があります。

ロボット掃除機導入にあたる私たちの考え方は「人の仕事をロボットに置き換える」のではなく「ロボットと協働すること」です。人の手で行う作業にも、ロボット掃除機が行う作業にも、メリット・デメリットがあります。

人の手で行う作業は、目視による判断で、確実に作業を行うことができます。しかし通路など広範囲を掃除するとなれば、非常に体力と時間を要する作業です。また、仕上げのレベルは作業する清掃員により変化し、どうしてもムラがでます。
一方、ロボット掃除機が行う作業は、広範囲の作業も一定の品質を維持しながら清掃することができます。ただし機械自体が高額であり、広い床面積がないと導入できません。また、ほこりの溜まりがちな通路の隅や坂道は苦手です。さらに自らフロアを上ったり下りたりすることはできません。
重点的に掃除すべきところなども、人の目で見てきれいにする必要があります。

双方メリットを活かした「ロボットと協働する」働き方を推進することで、効率化をはかり、安定した高品質のサービス提供を目指しています。

 

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