近鉄ファシリティーズ

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ビルメンテナンスは今ファシリティマネジメントへ ファシリティマネジメント

ファシリティマネジメントとは

ビルメンテナンス業界では今、ファシリティマネジメントの考え方が注目を集めています。
ファシリティマネジメントをそのまま直訳すると「施設管理」であり、ビルメンテナンスとどう違うのか?という疑問が沸きますが、そこには大きな違いがあります。

ビルメンテナンスとファシリティマネジメント

ビルメンテナンスの定義は、「ビルを対象として清掃、保守、機器の運転を一括して請け負うこと」であり、オーナーから預かった大切な資産に対し、安全で効果的な管理を行い、その機能を最大限に発揮させ、維持することが目的です。
一方、ファシリティマネジメントは、視点が大きく異なります。その定義は「企業や団体が組織活動のために施設とその環境を総合的に企画・管理・活用する経営活動」、つまりオーナーが資産を戦略的に経営していく上で、必要な管理を行っていくことが目的となるのです。

社会的ニーズの変化に向けて

近年のビル経営を取り巻く環境は刻々と変化しています。
従来の「単なる所有」「単なる管理」ではなく、ビルオーナーのみならずテナント従業員、来訪者、管理者など、全ての関係者の満足度を上げることで資産価値を向上させる考え方へ変わりつつあります。
また、ビルオーナーにとっては喫緊の課題として、企業としての生産性向上だけではなく、環境配慮、働き方改革、近年頻発する激甚災害やパンデミックを引き起こす感染症などに対する防災、減災対策などの対策が必要となっています。
科学技術の発展に伴う、IoTを活用したスマートビル化、ロボット掃除機などによる業務のオートメーション化など、設計段階からの効率化・合理化も進んでいます。 こうしたビル経営を取り巻く環境は、「ファシリティマネジメント」の一環であり、社会的ニーズへの柔軟な変化も対象となります。
多くの大手ビルメンテナンス会社がファシリティマネジメントに注目し取り入れるのは、将来を見据え、重要なプロセスであると捉えられているからです。

ISO41001(ファシリティマネジメント)認証の取得

ファシリティマネジメントの重要性が高まるなか、国際標準化機構(ISO)では 2018 年 4 月に国際規格 ISO41001 が発行され、私たちは国内で2例目となるIOS41001認証を取得しました。
ファシリティマネジメントの理念に基づき、オーナーと二人三脚で歩んでいくことが、これからのビル経営に求められる重要な要素だと考えています。
これからもお客様にとっての快適性の追求と、オーナーと共働した資産価値向上に繋がる管理を通じて、私たちの経営理念である「人と社会の明日をもっと快適に」を実現し、安心して暮らせる社会へ繋げてまいります。

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